歯を失ってしまった場合の治療方法

当院では「患者さんの天然の歯を残す」ことを大切にしていますが、残念ながら虫歯や歯周病の重症化、スポーツや車での事故など、何らかのやむを得ない事情で歯を失った方には、インプラントや入れ歯をお勧めしています。この場合も、医師や歯科衛生士から1つの選択肢を強くお勧めすることはありません。患者さんのお口の状態やご希望に合わせて複数の選択肢について詳しくご説明し、患者さんの納得のいく方法を選んでいただきますので安心してご相談ください。

インプラント

当院のインプラント治療の取り組み

当院のインプラント治療の取り組み

インプラントには麻酔を伴う外科手術が必要になりますので、最高品質の滅菌機を揃え、衛生管理を徹底しています。また、痛みを感じにくい電動麻酔を使用し、さらに、術後のメンテナンスに力を入れています。

治療の流れ

STEP1治療前クリーニング

歯科衛生士によるメンテナンスを行い、お口の中の環境を安定させます。

STEP2検査・治療計画立案

CT(画像診断)、サージカルガイド(正確な模型)を使用し、あごの骨を立体的にスキャンし、インプラントを埋入する角度や深さ、血管や神経の位置を正確に把握してから綿密な治療計画を立てます。

STEP3インプラント埋入

人工の歯の根っこを顎の骨に埋め込み、骨とネジとの結合を待った後、人工の歯をかぶせます。

まずは歯科衛生士によるメンテナンスを行い、お口の中の環境を安定させます。次に人工の歯の根っこを顎の骨に埋め込み、骨とネジとの結合を待った後、人工の歯をかぶせます。インプラントは天然の歯と同じようにしっかり噛んでお食事ができるので、歯を失った方にとっては大変有効な治療法となります。

費用

※全て税抜き表記になります。

CT撮影 1万5千円
診査診断料+インプラント体+かぶせ物
(メタル)
人口歯(メタル) 30万円
診査診断料+インプラント体+かぶせ物
(ジルコニア・セラミック)
人口歯(ジルコニア・セラミック)
40万円

メンテナンスの重要さ

インプラントを入れると、皆さん、ご自分の歯のようにしっかり噛めると大変喜ばれます。しかしその状態を継続するには、定期的なメンテナンスと、日頃のご自身のケアが絶対不可欠となります。メンテナンスとケアを怠れば、せっかく入れたインプラントの周囲が歯周病になり、ある日ぽろっと取れてしまうこともあるのです。インプラントを希望される患者さんには、この点についてしっかりと説明しています。

入れ歯治療について

入れ歯治療について

インプラントの検査方法・治療方法が進むにつれ、歯を失ったらインプラントを希望される方も増えていますが、どの症例でも必ずインプラントのほうが有効だとは限りません。
失った歯の場所やお口の環境しだいでは、入れ歯でも十分にパフォーマンスを発揮する場合があります。
当院では「よく噛めるようになった」「思ったより費用がかからず助かった」などのお声をいただいていますので、安心してご相談ください。

入れ歯の種類

金属床義歯(部分)(総義歯) 金属床義歯(部分)
金属床義歯(総義歯)
床が薄い金属でできた入れ歯です。温度が伝わりやすいので、食事を美味しくとることができます。
ノンクラスプデンチャー ノンクラスプデンチャー 強化ナイロン樹脂を使用した、しなやかで軽く安全な部分入れ歯です。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、破折による口腔内のケガを防ぎます。

費用

※全て税抜き表記になります。

金属床義歯(部分) 20万円~30万円
金属床義歯(総義歯) 30万円~40万円
ノンクラスプデンチャー(非金属) 20万円~30万円

当院での入れ歯作成の流れ

担当の歯科衛生士によるメンテナンス・検査のあと、医師から複数の入れ歯についてメリット・デメリットをご説明し、患者さんのご希望に沿った処置を行います。型どりのあと、約2週間〜1ヶ月後には歯科技工士の作製した入れ歯を試しに装着し、噛み合わせなどをチェック。不具合や違和感がないかしっかりと確認します。

歯を失わないために

インプラントや入れ歯の進化により、定期健診によるメンテナンスとご家庭でのケアをしっかりと行えば、歯を失ってもしっかりと噛むことができるようになりました。しかしやはりご自分の歯にまさるものはありません。大切な歯を失わないために、定期健診によるメンテナンスとご家庭でのケアをしっかりと行ってください。当院では担当衛生士制により、一生続くお口のケアをしっかりとサポートしています。